BWGS概論 その2
前の記事の続き
4thGSにはいなかったイッシュ地方の禁止伝説について
10.レシラム
ドラゴンなのに水等倍、炎なのに氷等倍とGSにおいてはなんとも微妙な耐性を持つポケモン。ただドラゴン炎の攻撃範囲が優秀なのはGSにおいても変わらず特性によって自然にココドラを見れているのも特徴。とにかく火力を強化して上から縛り続けるような使い方をする必要があるだろう。正直性能は微妙だがカッコイイから使いたい。
よく一緒に使われるポケモン
カイオーガに強くなく、グラードンにも強くないという特徴を考えればルンパッパが採用されるのは自然な流れであろう。また、バンギラスにも弱いのでそこをケアする格闘タイプとも相性がよい。地震潮吹きからワイドガードで守れるのもポイント。
11.ゼクロム
満を持して登場した電気物理。専用技雷撃の威力は強力で普通では処理の難しいルギアクレセリアホウオウあたりへの遂行速度が早いのがポイント。他にも安定感のある組み合わせであるホウオウルンパに圧力をかけられたり4thGSでは出来なかった事が出来るポケモン。単純に相性的にカイオーガに有利がつくのも特徴だがグラードンやディアルガ、ナットレイ等苦手な相手には為す術がないので周りでしっかりケアしたい。持ち物はルギアの上をとれる拘りスカーフ、火力を上げる鉢巻ジュエルあたりが候補に挙がるか。
よく一緒に使われるポケモン
攻撃範囲が割と偏っていて(電気+竜くらいしかまともな技がない 強いて言えば岩雪崩)ナットレイ、ディアルガ、グラードンあたりに何も出来ないのでやはり格闘タイプと組み合わせて使われる事が多い。ここでスカーフゼクロムを採用するとすればバンギルギア、ホウオウルンパ等GSの王道の組み合わせに対して有利のつく並びを作れる。ゴウカザルなら物理耐久の高いメタグロスへの処理が幾分か楽になる。コジョンドはワイドガードで地震吹雪からゼクロムを守る事が出来る。
12.ブラックキュレム
圧倒的な種族値を持つ700族。特殊型に比べて技の威力が低い為活かしきれていない感はあるがその水電気半減、氷等倍の耐性を活かしてカイオーガキラーとしての活躍が期待出来る。電気ジュエル(か拘り鉢巻)を持たないとクロスサンダーでカイオーガが落ちないので持ち物は火力強化アイテムが一番の候補となるか。物理耐久が少し上がったので207-136のライン(コジョンドのけたぐり最高乱数以外耐え)まで上げてもいいかもしれない。扱いは難しいかしっかり考えれば活躍できるだろう。
よく一緒に使われるポケモン
物理耐久が上がったとはいえやはり格闘技は怖いので威嚇で物理耐久の補佐が出来るカポエラーは第一候補か。またゴウカザル、メタグロスといったカイオーガに弱めなポケモンも強化アイテム持ちのブラックキュレムと並べることで縛ってくれるので普段より動きやすくなる。メタグロスはバンギラスへの遂行速度が早くなおかつ威嚇が一貫しない並びを作ることが出来る。
13.ホワイトキュレム
イッシュ地方の注目株。C170の種族値にして流星群吹雪という高威力技を扱う。ユキノオーと組んで吹雪を打つか重力と組み合わせて吹雪を打つか、吹雪を切って流星群と冷凍ビームで戦うかといったところ。相性補完的にはクロスフレムは優秀な技だが珠を持ってもメタグロスが落ちない等万能技ではないのに注意。PT編成次第ではバンギラスにも通る大地の力の方がよかったりする。Sが微妙に早いので相手にする場合上を取られ続けると崩壊してしまう程のスペックを持つ。コイツの流星群に後出し出来るのはマルチスケイルルギアくらいか。格闘ポケモン等で上から縛り付けるのが一番有効な対策。
よく一緒に使われるポケモン
大正義ノオーキュレム。扱いは難しいが強力なのは間違いない。
他にはバンギラス、格闘が苦手な特徴を考えて威嚇の耐久補佐が出来るカポエラーや裏にグラードンを置くのも面白そうではある。
重力吹雪を軸として据える場合は適任はヤミラミのみだろう。バンギラスや格闘にも鬼火で対抗出来る上挑発でトリル展開を許さない。
こんなところでしょうか
そのうち気が向いたら構築の1つや2つでも紹介します