哀しげなシャワーズ

無名雑魚オーランドのメモ帳

BWGS概論 その1

予告通りBWGSの概論をざっくりと。

使用可能な禁止伝説に一言解説を加えた上で有名な組み合わせを紹介します。

 

1.ミュウツー

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4thGSと比べての最大の違いはサイコブレイク習得。苦手だった特殊耐久の高いポケモン達に一泡吹かせられる。基本的にCSベースのアタッカーが多いが壁張ったり挑発したりという事が出来る。持ち物は大体ジュエルか珠、ダークホールを意識したラムのうちから選べば良い。

よく一緒に使われるポケモン

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通称コジョツー、ノオツー

 

コジョツーは単純ながら強力。猫騙しで相手の禁止伝説の動きを止めながらミュウツーの強力な攻撃を打ち込んだり、ミュウツーが苦手な悪タイプ(主にバンギラス)をコジョンドで処理したり。エスパー+格闘の範囲が非常に優秀。

ノオツーは必ずしも初手に置かず、裏からユキノオーを投げて天候を掌握しつつミュウツーで必中吹雪を打つ等といった使い方が多い。苦手だったホウオウにサイコブレイクで対抗出来るようになった。

 

2.ホウオウ

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使用率の高い猫騙し持ちに尽く強く、非伝説の中でも耐久が高く処理しにくいナットレイモロバレルに圧倒的な圧力をかけられる等禁止伝説同士の殴り合いというより非伝説相手への圧力がとにかく高い。聖なる炎の5割火傷が非常に優秀で下手な物理技では突破するのは用意ではない。単体性能が高く耐久も火力もある追い風使いでもある。新特性再生力を取得。私が禁止伝説の中で一番好きなポケモンでもある。

よく一緒に使われるポケモン

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カイオーガに弱いのでカイオーガに強い非伝説ポケモンと一緒に採用される事が多い。4thGSの頃に評価の高かったホウオウルンパはゼクロムの登場で少し株を落としたか。草タイプとホウオウとの相性補完が割と優秀。

 

3.ルギア

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早く固い禁止伝説。弱くはない、しかしやりたいことは割とクレセリアで出来るという意見をよく耳にするがその素早さからゴウカザルコジョンドを始めとした猫騙し持ち格闘を上から縛れる為全く別ポケモンである。基本的にHS基調の1ウエポン+守る+電磁波or追い風+羽休めという構成になるだろうが、CS基調でアタッカーとして運用してもいい働きをする。新特性マルチスケイルにより羽休めと合わせれば禁止伝説級の眼鏡流星群への後出しが効くという稀有な特徴を持つ。粘り強く戦おう。

よく一緒に使われるポケモン

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GSの定番バンギルギアバンギラスの苦手な格闘をルギアが上から縛り、ルギアの電磁波とバンギラスの岩雪崩が抜群の相性である。バンギルギアのルギアの特性はプレッシャーで良いだろう。バンギラス、ルギアが共に開幕特性発動で相手のSの順番を判定出来るというのもポイント。グラードンと鉄球オーガへの対策はしっかりと考えておきたい。

 

4.カイオーガ

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種族値特性技全てが噛みあう文句なしのトップメタ。持ち物も拘り系からジュエル等の強化アイテム、オボンといった耐久補佐等を幅広く使いこなし、鉄球最遅から最速スカーフまで型も多種多様。とにかく隣でサポートして潮吹きを始めとする水技を打つような構築が多い。強い分間違いなく対策はされているのだがそれでも使用者は間違いなく減らないだろう。極稀に耐久振りで絶対零度を搭載するものもいる。トリパで使う場合はナットレイ、追い風やスカーフ下で使う場合はルンパッパに対するケアを厚くしていきたい。

よく一緒に使われるポケモン

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GSの鉄板オーガルンパ、キッスオーガ。

猫騙しをするか怒りの粉、この指をするかという違いはあるものの基本的にカイオーガの火力を全面に押し出す為のサポートという考えは変わらない。

珠ルンパッパはハイドロポンプでミュウツーを縛れる等アタッカーとして優秀で鉄球カイオーガで確実に天候を取りつつ、ルンパッパで暴れた後裏からトリルしてカイオーガで〆るPTも存在する。

吸収技系は4thとは仕様変更で猫騙しと優先度が同じになった為ほぼ確実にスカーフ持ちである。ワタッコはスカーフを持たなくてもコジョンド猫騙しを吸えるという点においては他の吸収技使いより優れた特徴を持つ。

 

5.グラードン

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単体性能としてはカイオーガ程ではないが、地面技の通りが良くとにかく刺さりやすいポケモン。特にVSバンギラス入り構築に対してかなりハイレベルな解答となる。(逆にバンギラス入りを使う際はグラードンに対するケアを厚くしなければならない)新技ワイドガードの登場はやや逆風だがジュエルの登場で追い風、またはトリックルームといった限られたターン数で仕事をこなしやすくなった。とにかく特殊耐久が低く縛られやすいポケモンなのでS操作は必須であろう。S操作を絡めないならリンドやイトケや襷といった持ち物で縛られない工夫を施さなければまるで役立たずと化す。シンオウ竜のテレパシー取得も追い風。

よく一緒に使われるポケモン

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グラードンの日照りで強化されたワタッコでサポートをしたり、単純に数値の高いクレセリアでトリル、手助けといったサポートをする

基本的に浮いてるポケモンで地震を通すという構築にすればよいだろう。

 

6.レックウザ

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禁止伝説の割には紙装甲で火力の割には素早さが足りず扱いづらいポケモン。アイデンティティは特性エアロックと高威力先制技、そしてVジェネレート。持ち物はほぼ襷固定であろう。特性によりオーガルンパ等普通だと対処の難しい相手に天候を塗り替える事無く有利をとれる並びが作れるのを活かしたい。

よく一緒に使われるポケモン

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エアロックによりメタグロスカイオーガの潮吹きを耐える4thGS定番の組み合わせ。大爆発の弱体化が逆風か。ヌケニンナットレイの登場で炎技の採用率が上がった事で動きにくくなったか。

 

7.ディアルガ

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固有のタイプを持ち竜技を等倍で受けながら高威力の竜技を打つ事の出来るポケモン。眼鏡やジュエルで火力強化しながら殴るのとトリックルームから動いてくる択が非常にいやらしい。特殊耐久がさほど高くないので何をやらせるにしても隣で何らかのサポートをするのが基本。夢特性テレパシーの解禁でトリックルーム下でグラードンの隣に置くという使い方が増えていくと思われる。

よく一緒に使われるポケモン

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GSの王道ドーディア。初手から眼鏡ディアルガ+スカーフドーブルで流星群ダークホールか、非拘りディアルガ+襷ドーブルでの猫トリルの完全なる2択が生まれる。ナットレイの登場でややトリルドーブルは使いづらくなった印象はある。

BWGSでの新しい組み合わせと言えばディアバレル。ディアルガな苦手な格闘をモロバレルの怒りの粉で吸う事でディアルガを動きやすくする。このディアルガもトリル眼鏡の2択がある。

 

8.パルキア

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弱点がドラゴンのみという優秀なタイプを持つが、耐性が割と貧弱なので場が整った後だと相手の攻撃を受けきれずに倒れてしまう印象が強いため初手に置いてガンガン動かしていきたい。S100と同族以外でほぼ同速が発生しない為トリックルーム起動要員を任される事も多い。テレパシー取得により採用できる構築の幅が大幅に広がった。グラードンの隣というよりはドリュウズ入りを組む時の用心棒となるだろう。

よく一緒に使われるポケモン

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猫騙し持ち格闘と初手に並べてガンガン殴って1匹づつ倒していく戦法が一番使いやすいと思われる。通称サルキア。極稀に偽装トリパも存在する。

 

9.ギラティナ

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物理か特殊か、とにかく型が豊富で読みにくい。主なのは瞑想眠カゴ、物理眠カゴ、鬼火持ち、電磁波持ち、スカーフシャドーダイブ。耐久が鬼のようにあるので下手に放置して瞑想を積まれると要塞と化す。猫騙しの効かない禁止伝説というのが厄介だが早めに型を把握して対処していきたい。ディアルガバンギラス等苦手な相手はとことん苦手なので構築を考える際はそのあたりを詰めていきたい。トリルは使えないが追い風は使える。鬼火は当たれば最強技。

よく一緒に使われるポケモン

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通称ギラグロス、ギラマニュ。どちらも幅広い相手に対応出来るのが特徴だが、ギラグロスは大爆発の弱体化によりやや影を潜めたか。自分がBWGSで一番自信のある構築は先発ギラマニュの形なので要望があったら詳細を公開する…かもしれない。

 

とりあえず長くなったのでここまで。正直ここまでは4thGSと共通してる部分も多いので他の方のブログとかも参考にして頂いた方が良いと思いますが、イッシュ地方の禁止伝説についてはまだ考察が進んでない部分も多少なりともあると思われますので別の記事において気合入れて書きたいと思います。