哀しげなシャワーズ

無名雑魚オーランドのメモ帳

BWGSにおけるトリックルーム-1

トリックルームを軸にしたPTを組むにあたってトリックルームを起動する役を誰に任せうかは非常に重要である。ここではGSルールにおけるトリックルームの主な起動要員を紹介する。

 

1.ディアルガ

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GSの定番ディアルガトリパ。火力があるトリル役なので、トリックルームを決めた後に放置されて腐るという事がなくまた挑発が打たれにくいというのがメリット。特殊耐久が薄いのでC222級の眼鏡流星群やオーガルンパでの高火力水技集中等でトリルを張る前に倒されてしまう事が危惧されるので猫騙し、この指、怒りの粉等でサポートするのが基本。先発で置く場合は採用率の高い猫騙し持ち格闘へのケアをしっかりしたい。今までは鉄球カイオーガと組む事が多かったがテレパシーの獲得により鉄球グラードンと組む選択肢も増えたため相手とすると読みづらく厄介な相手となるだろう。持ち物は竜ジュエル、ヨプ、カゴあたりが定番。

 

2.パルキア

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こちらも火力のあるトリックルーム役。同族以外では同速がほぼ発生しない為トリックルームとの相性は抜群。ディアルガに比べてトリルを張るのが読まれづらく、まず間違いなく挑発によるトリル阻止は決められない。ディアルガとの最大の違いは弱点が少ない為トリルを張るターンに倒されてトリルが決められないという事が少ない事。特にハバンを持てばC222眼鏡流星まで耐える耐久を確保する事が出来る。使用する場合は相手のディアルガとのS関係に注意しながら使いたい。夢特性テレパシーの獲得により開幕特性発動順でSを落としてるのがバレないのもさり気なくポイント。

 

3.シャンデラ

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非伝説トリックルーム要員筆頭。理由としては猫騙しが効かない事、BWGSでのトリパの弊害となるナットレイモロバレルに強い事が挙げられる。襷シャンデラ猫騙し持ちという並びをするとトリックルームをかなり決めやすい。また初手に非伝説を2匹並べる事になるので相手にすると後発にいるポケモンが読みにくいという特徴もある。後発には2度目のトリックルーム要員としてのディアルガorパルキア、またトリル中に全体技でガンガン殴れるカイオーガグラードンを置きたい。

 

4.ジュペッタ

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メジャーとは言えないが、特性不眠によりダークホール耐性をつけた猫騙しの効かないトリル要員。気合の襷を持ち、猫騙し持ちと並べる事によりトリックルームを決めた後に

1.呪いによる自主退場&ダメージ蓄積

2.鬼火、金縛り、怪しい光による妨害

3.道連れで11交換

等やれる事が案外多く相手にしたくないのだが幸いな事に自分は未だに誰にも使われたことはない。火炎玉or毒毒玉ハリテヤマと並べる事でモロバレルドーブルワタッコ等厄介な催眠使いに隙を見せない並びを作ることができる。

 

5.クレセリア

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全国ダブルでもお馴染みのトリル要員。どちらかと言うと後発に置いてその耐久力を活かして伝説の攻撃を受け流しながらトリルを展開する使い方が多いだろう。浮いている、手助けが出来る、エスパー技でワイドガード持ちの格闘を処理出来るという特徴を考えればグラードンの相方にピッタリフィットする。トリル後にエルフーンレパルダス等の悪戯心アンコールを回避出来るのでグラードンと組ませなくてもトリックルームを使用する場合は手助けを是非持たせたい。攻撃技はエスパー技、冷凍B、草結びあたりからPTを見て選べば良い。

 

トリルとの相性の良さ、トリルをした後に腐らない、GS環境の中でもトリルを決められる、禁止伝説との縦横の相性が良いという条件を吟味すればトリックルーム役として適正があると言えるのはこの程度に落ち着くと思われる。特にGSは遅い草タイプが強いルールなので炎技を使えるトリル役(ディアルガパルキアシャンデラ)の需要は大きいだろう。

シャンデラジュペッタは持ち物固定で更に隣に猫騙し持ちを置くという制約の大きさがネックか。しかしジュペッタあたりは注目株で開拓が進んでいないポケモンなので積極的に考察していきたい。

 

次回はトリルの対策、またトリルの対策の対策を紹介する予定。