BWGSにおけるトリックルーム-2
最近忙しくて随分間が空いてしまいました。
1はこちら→http://orlandowsd.hatenablog.com/entry/2013/01/11/224255
第二回トリルの対策について。
トリックルームの対策といえば全国ダブルでもある程度PTに仕込む必要になるので何を今更と思うかもしれませんが、見せ合いがなくて禁止伝説が使えるGS環境となると対策の方向性を微妙にシフトチェンジする必要がある。トリルの対策について有用そうなのを挙げて内容を見ていく。
1.挑発
補助技が出せなくなる鉄板中の鉄板の対策。特に猫騙し+トリルに対して隙を見せない精神力持ちかゴーストタイプの挑発ならベスト。実用性があるのはヤミラミ、コジョンド、クロバット、ニューラ、ギラティナに化けたゾロアークあたり(ゴーストタイプのポケモンで採用に値するポケモンは少ない)。挑発要員が猫騙しをくらうタイプや特性の場合は薄い対策であると認識するべき。
2.悪戯心アンコール
トリックルーム自体は防ぐことは出来ない、がトリルした後の相手の行動を大幅に制限する。使い手はエルフーン、レパルダスの二匹で両者共に挑発も使えるのでPTに入れておくとトリルに限らず補助技を絡めた戦術に対する耐性がつくが火力も耐性も乏しいので汎用性のある構築を組むのが難しい。
3.吠える吹き飛ばし
全国ダブルでも極希にしかお目にかかれない希少な技。主に初手のトリルに対してトリルを打つポケモンに向かって打つ事でPTの展開を許さず上を取りながら制圧する。猫騙しが効かずに採用に値するポケモンという事で実質ギラティナ専用技と言ってもいいだろう。ギラティナを見たらトリルをする時は頭の片隅に置いておきたい。
4.遅いポケモンを採用する
BWGSにおいては最も有用性があると思われる対策。BWGSのトリル下で暴れる禁止伝説はS種族値が最低でも90なので、最遅にして実数85 黒い鉄球を持っても実数値42止まりで最遅40族からトリル下でも先制出来る。最もメジャーなトリルアタッカーが鉄球カイオーガ、鉄球グラードンという事を考えればナットレイ、モロバレルあたりであろう。全国ダブルのクレセグロスに対するシュバルゴと言えば納得出来る方も多いのではないだろうか。
5.トリル役を眠らせる
ドーブル、ワタッコ、モロバレルあたりで妨害する。トリルの優先度の関係で遅いポケモンでも先制催眠出来る。当然ながら先制催眠は次のターンには起きる可能性がある事は考慮すべきである。
6.トリルしてくるターンに殴り倒す
これも有効な対策。特にHCで配分を甘えてるディアルガは特殊耐久が薄いので、例えばルンパッパの珠ハイドロポンプ+カイオーガのジュエル潮吹きで倒れてしまう。初手は吸収技やら猫騙しでトリル補佐をしてくるのでどちらかと言うと中盤でトリルスイッチしてくる系統のPTの対策であろう。
非常に内容が薄いですが今回はこの辺で。次回はトリルを採用したPTを紹介して、ここで挙げたトリルの対策に対してどのような対策を講じているか示しながらBWGSにおけるトリパのあり方について考えていきたいと思う。